雲母書房
書籍詳細

子育て手記 障がいだってスペシャル

内海邦一、ケイプランニング 【編】
1,500円(税込:1,620円)
子育て
四六判 / 並製
240頁
2010年10月25日
978-4-87672-296-9
4-87672-296-X


俳優・村上弘明さん推薦!
お互いに助け合う家族の絆や精神が、
人を成長させ希望に満ちた社会を創るのだと、
この本を読んで勇気がわいてきました。
ぜひみなさんにも読んでほしいと思います。
 
「誕生・告知から立ち直るまで」「療育」「食育」「就学問題(先生とうまく付き合う方法)」「習い事」「兄弟問題」の6つのキーワードを中心にお母さん・お父さんたちに手記を書いてもらいました。がんばっている一生懸命な姿をお伝えすることで、読んだ人を思いっきり元気にしたい、それが本書を企画した出発点です。
とくに就学について「普通学級・特別支援学級・特別支援学校のどれにするか?」という悩みは尽きません。療育・食育についてもヒントになるエピソードが満載です。さらに、子育ての知恵やノウハウ、知っておくと便利な団体や人物の情報、落ち込みそうになったときに立ち直らせてくれた言葉などを集めました。
今まさに子育てでがんばっている方、ご家族や親戚、お友達に障がい児を育てている人がいる方、あるいは学校の先生や療育の関係者……。さまざまな立場の方々に、障がい児やその子育てについて理解を深めていただくためのバイブルとも言える本です。
 
知的障がい児が生まれるとたいていの親は、一時期ショックで落ち込みます。それが長引けば長引くほど子育てにはマイナスです。とくに知的障がいをもった子にはできるだけ早期の療育が大切で、それも早ければ早いほど効果が上がり、発達の度合いにも大きく影響を及ぼすといわれています。そのためには、まず母親がいかに早くショックから立ち直り前向きに子育てを始めることができるか、これが重要なカギを握っています。この本は、母親たちに具体的なアドバイスを贈ることで、子育てに勇気と元気を与え、早く立ち直るきっかけのひとつにしてもらうことを目指しています。

内容紹介


第1章 ダウン症の女児
●なんとかなる、なせばなる、なるようになる………………是澤麻美
●疑問だらけの産院の対応………………………………………佐藤文柄
●この子を守れるのは、私しかいない…………………………伊藤玲子

第2章 ダウン症の男児
●保育園のパワーに感謝…………………………………………和久井恵
●障がいのある子は親孝行………………………………………小磯恵子
●2人の障がい児を子育て中……………………………………高井由佳
●ダウン症を治す薬はいらない…………………………………丹下清美

コラム1
どんな支援をしてほしいですか?

第3章 ダウン症の中学生
●普通級で生きる…………………………………………………平池初恵
●いい子に育つから、大丈夫………………………………………原絹子
●恩師からいただいた宝もの……………………………………岩田潤子

第4章 ダウン症の高校生・大人
●君は君だよ………………………………………………………石井佳子
●いい先生と巡り会えれば…………………………………丸山美瑛・馨
●今生きていることに感謝して…………………………………秋山暁子
●まいあとすてきな仲間たち……………………………………津原則子

コラム2
学校や先生にお願いしたいことは何ですか?

第5章 自閉症・発達障がい・学習障がいほかの女児
●止まない雨はない………………………………………………大箸まり
●どこでも彩夏は人気者…………………………………………西尾峯子
●わが家になくてはならない存在……………………………仲手川恵子
●娘は一番のお友達………………………………………………金森紀子
●習い事から得たもの……………………………………………杉田遥子
●一人一人、みんな特別な存在…………………………………町田勝代

第6章 自閉症・発達障がい・学習障がいほかの男児
●いつか笑える日が来る………………………………………奥野加津子
●よい出会いに恵まれて…………………………………………加茂桂子
●悩んでいたって治らない………………………………………神田美樹
●ディスクレシアをご存知ですか……………………………川口あきこ

コラム3
先生とのやりとりで嬉しかったことは何ですか?

第7章 父親・夫婦による手記
●告知、そのとき…………………………………………藤沢春信・有香
●佳小里がくれた「新しい人生」………………………………竹村和浩
●障がい名告知とフォローアップ………………………浄智寺龍彦・咲

評者:松倉佑輔 (2010年12月20日 毎日新聞)
知的障害の子育て 手記に
  前向きな姿知って 27家族執筆

 ダウン症などで知的障害を持つ子供を育てている母親らの体験記「子育て手記 障がいだってスペシャル」(雲母書房)が出版された。手記をまとめた藤沢市在住の放送作家・内海邦一さん(56)は「障害児を持つ家庭の前向きな姿を病院や学校の関係者、健常児の家庭に知ってほしい」と話している。

内海さんはNHK教育テレビ「おかあさんといっしょ」などを担当し、自身もダウン症の長男(16)を育てた。昨年6月、妻智子さんが子育てドキュメント「ぼくはダウン症の俳優になりたい」(同)を出版。担当編集者から、ほかの障害児も含めた多くの事例を紹介できないかと依頼され、出版を思い立ったという。
 知的障害児のタレント育成も手掛ける企画会社「ケイプランニング」(東京都渋谷区)芸能部の子供SPクラスには、夫婦で設立段階からかかわっていた。同クラス所属の家族に手記の提供を呼び掛けたところ、「希望を持って子育てをしていることを広めたい」と賛同が集まり、家族が27のケースについて執筆した。
 執筆にあたり、内海さんが文章教室を開き、書き方を伝授。子供の誕生・障害の告知から立ち直るまで▽療育▽食育▽就学問題▽習い事▽兄弟の問題−の6項目について自由につづってもらった。
 ダウン症とその他の障害、男女、年齢などに分けて章立てし、告知後の精神的負担や立ち直るまでの経緯、保育園や学校との関係、習い事や食育の事例などが具体的に書かれている。内海さん自身のコラムも盛り込んだ。
 内海さんは「さまざまな苦労を体験する中で今を前向きに生きる人たちが執筆した。その姿勢を感じてほしい」と話している。




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