雲母書房
書籍詳細

ぼくは統合失調症
15年の闘病生活をふりかえる

川村 実 【著】
1,700円(税込:1,836円)
闘病
四六判 / 並製
264頁
2006年02月15日
978-4-87672-188-7
4-87672-188-2


 精神病は「心の旅人」の勲章だ。
37歳で統合失調症にかかった著者から、
当事者と家族へ向けた真摯なメッセージ。

精神病になると、たいていの人は自分の人生が終わったと考えるらしい。私自身、入院してわれに返ると、「ああ、私の人生は終わった」と思った。それぐらい精神病という病気はショックが大きい。入院してからはや十五年が過ぎたが、考えてみると、幼稚園に通う前だった姪が高校を卒業したのだ。長いといえば長かったが、短かったといえば本当に短かった。その間何をしていたのだろうと思い起こせば、三年ほど患者会をしたほかは何もしていない。ただぼんやりと生命現象が続いていただけだった。私の人生で昼寝をしていた期間のようだ。


第1章 心の旅人として ―闘病者からのメッセージ
1.自信がなかった僕
 やんちゃな姪
 自助グループ「パンジー」
 弟の優しさ
 福岡での体験
 自死と対峙する瞬間
 家族の理解
 患者会「翼の会」
 ほか

2.可能性を手にした僕
 遺伝子を残せ!
 甥と金魚鉢
 加齢に逆らう
 自意識からの解放
 好々爺になった父
 “心の旅人”の勲章
 パンドラの箱
 ほか

第2章 精神病者になったら ―体験者からのメッセージ
1.「私の体験」
2.「病院を選ぶ」
3.「入院するとき」
4.「退院したら」
5.「精神病と死」
6.「家族会と患者会」
7.「社会復帰に向けて」



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