雲母書房
書籍詳細

新しいうつ病論
絶望の中に見える希望

高岡健 【著】
1,800円(税込:1,944円)
精神医療
四六判 / 上製
248頁
2003年10月20日
978-4-87672-149-8
4-87672-149-1


日本のうつ病をめぐる状況はいま、新自由主義の登場、軽症・慢性を象徴とする〈新しいうつ病〉概念の輸入、新たな抗うつ剤市場の開拓という波にさらされている。うつ病の歴史と現在を丹念に検証しつつ、気鋭の精神科医が打ち立てた孤高のうつ病論。
・・・弱くはない人間も、無知ではない民衆も、等しくうつ病に罹患し、自殺へと向かうことはありえます。しかし、それでも、うつ病の絶望を希望へと転換することは可能なのです。それは小さな営為のように見えながら、一人ひとりにとっては、かけがえのない自己へと回帰していく、本質的な行動に他なりません。

第一部  うつ病とは何か
序章  一九八七年
第1章 うつ病論の原型(1):クレペリンとフロイト
第2章 うつ病論の原型(2):テレンバッハ
第3章 日本のうつ病論

第二部 新しいうつ病
第4章 転換点としての一九八〇年代(1):ヒステリー論からの決別
第5章 転換点としての一九八〇年代(2):人格障害論からの離陸
第6章 転換点としての一九八〇年代(3):子ども期への拡張
第7章 プロザックネーションへの道程:希望の中の絶望

第三部 絶望と希望
第8章 日本の現在(1)―〈白秋〉=〈素秋〉のうつ病
第9章 日本の現在(2)―〈青春〉=〈青陽〉のうつ病
終章  希望へ



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