雲母書房
書籍詳細

歎異抄の深淵 師訓篇

武田定光 【著】
1,800円(税込:1,944円)
宗教
四六判 / 上製
288頁
2006年03月28日
978-4-87672-195-5
4-87672-195-5

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宗派も時代も超えて愛されつづける仏書の秘奥に迫る!善と悪、行と信、自力と他力、浄土と地獄、
これらの宗教的アポリアを親鸞はどうのり超えたのか。

前序
仏説歎異抄/有縁の知識のひかりと影/『歎異抄』は経典と同一伝承形態/『歎異抄』の著者について/弟子に現れる師の真実/唯円の動機 …ほか

第一条
超時代的な「第一条」/読むものを拒む文体/主語を溶解させる力/ 無条件の信/行為から存在へ/呼吸に見える受動性と能動性/経験も悪も問わない/悪を恐れるな/阿闍世の苦悩 …ほか

第二条
門弟の対座場面/この世が延長された浄土/難行を好む人間/「南無」は如来からの命令/二つの河の譬え/白い道/二尊教というモラル/釈迦=言葉・弥陀=意味 …ほか

第三条
言葉は同じでも意味が違う/世間的悪人と超世間的悪人/行為としての悪/客体としての自己しか見えない/ひかりと闇は同質/ 人間には結果しか分からない …ほか

第四条
愛の極限/「かわりめ」という言葉/「事実」という基準

第五条
幼年期の親鸞/冥福という観念/一切衆生という生命観/阿弥陀──いのちの源/自我の遠近法/順次生とは/究極の救い …ほか

第六条
共同幻想欲/南無阿弥陀仏は弥陀のもよおし/「せしむ」というフレーズ」/使役主と被使役主/求道心は我がこころに非ず/内ゲバの論理を超える/強要は宗教の域を脱する/十二因縁は存在構造 …ほか

第七条
憧れとしての「無碍の一道」/『日本霊異記』に見る中世の神話性/他界観念と『往生要集』が語る地獄/投影された魔界・外道/識体転じて二分に似る/敬伏の立場の逆転 …ほか

第八条
〈完結〉としての南無阿弥陀仏/修行の根本矛盾/存在するという修行/永遠の課題と緊急の課題

第九条
親鸞と唯円の位置関係/対座空間の空気/唯円の憶測/信仰深度の相違/如来の視座に成り立つ「凡夫」/死にとうない/縁にこころを開いた態度/非知から生まれるファンタジー …ほか

第十条
親鸞の「義」の定義/翻転されたイメージ世界/唯円のジレンマ/念仏は発語不能の真理/「中序」という解釈/経典は生まれ続ける



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