雲母書房
書籍詳細

介護施設におけるターミナルケア
暮らしの場で看取る意味

鳥海房枝 【著】
1,800円(税込:1,944円)
ターミナルケア
A5判 / 並製
200頁
2011年01月20日
978-4-87672-297-6
4-87672-297-8


ご遺体は介護の通信簿なんです!
9年間の看取りを実践してきた特別養護老人ホーム「あじさい荘」。「死を隠さない」という方針のもと本人と家族の気持ちに寄り添うなかで導き出された、その意味とは?

第1章 時代と共に変わる死生観
●生活から消えた生き死に
医療にゆだねる出産/死は日常生活の中にあった/埋葬の文化/死亡場所の推移/バイアスを受ける健康観

●特養のコンセプトと看取り
清水坂あじさい荘/高かった介護度/どのような施設にしたいか/理念を浸透させる/介護職の、病院医療へのまなざし/平均在所期間と看取りの数字/介護老人福祉施設の「看取り介護」加算基準/特養での医療行為/老人保健法の時代/行政サービスと看護師の医行為/制度をこじ開ける/利用者・区民からのフィードバック/「心が動けば身体も動く」

●開かれた施設であること
特養ホーム「八色園」/看取る場の選択は本人・近親者/判断材料を示しているか/家族が学習する機会/「死にゆく姿」への誤解/行政はどこまで命を見守ればいいのか

第2章 高齢者の身体と医療
●医療で痛む身体
食べられなくなる身体/命・病気・老化と医療/安易に考えがちな胃ろう/予防に励んで突然死にたい?/救急車で運ばれるということ/非は医療の側にあるか?/特養のケアは病院より劣るか?

●元病棟看護師の驚き
恩地弘枝さんのターミナル/青天井の終末期医療費/老人医療の見直しは必要/後期高齢者医療制度/医療費と地域支援診療所/ターミナル期医療にも変化のきざし

第3章 看取りの実際
●ターミナル期のプロセス
食べる力を見る/ターミナルケア開始の判断基準/食べられるものを食べていただく/介護職の観察眼/ターミナル期のバイタルチェック/「栄養価」に振り回されない/傾眠傾向/避けられない褥瘡もある

●看取りにおける医務の役割
在宅での看取りとの共通性/看護師の配置人数/記録は簡素に/少人数の体制とターミナル/入院が増える要因/看護師のセンス

●初めて看取る
初めてのターミナルケア/医療モデルと生活モデル/甘エビで命をつなぐ

●お年寄りの死生観に応える
「死」を話題にする/「一日たりとも生きていたいとは思わない」/もう一つの死の受容/「死ぬのにいくらかかる?」

第4章 死にゆく人への想い
●看取りと家族
葷酒に包まれて/希薄な親族関係/身寄りのない入居者/家族間の温度差/家族の意識は変わる/誕生日のグッドアイディア/看取り介護と事故/命のリレー

●死は表沙汰にしなければならない
お骨になって古巣へ/息子の死/認知症者の不思議/付き合いの程度と弔いへの関わり方

●看取りを振り返る
看取りは急変ではない/故人のエピソードを語りたい/ソーシャルワーカーの仕事/最後のステージ衣装は?/職員のお別れの気持ち/デス・カンファレンス

資料 パーソナルマネジメントシート [食事・排泄・入浴・その他] チェック表




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