雲母書房
書籍詳細

リハビリテーションという幻想

三好春樹、高口光子 【共著】
1,700円(税込:1,836円)
発言集
A5判 / 並製
208頁
2007年08月10日
978-4-87672-226-6
4-87672-226-9

「ユニットケアという幻想」を見る

お年寄りの「生きる意欲」を取り戻せ!!
介護現場から絶大な支持を得ているアドバイザー・理学療法士の三好春樹氏と高口光子氏による初対談本。
 
かつて、障害も老いも医療がなんとかしてくれるという幻想をもたれた時代があった。となると老人も障害を負った人も、医療の対象者、つまり患者であるべきで、それに伴うのは安静看護だった。
(まえがきより)

T 着地―観念世界から介護現場へ 三好春樹
初めての生身の人間の世界
介護、そして介護職という新しい発見
自分の存在意義はなんだ
医療で見えるもの、介護で見えるもの
固有名詞から入っていく勉強会
「生活リハビリ」という言葉を使った理由
一人のお風呂が日本の入浴ケアを変えた
・・・ほか

U 越境―老人病院から介護現場へ 高口光子
PTになった理由
人生でいちばん勉強した時期
老人病院にショックを受ける
「棺桶のふたが閉まらないから」
不正事件が起きた!
三好春樹という存在を知る
大腿骨頚部骨折のおばあちゃんが歩いている!
・・・ほか

V 〈対談〉リハビリテーションという幻想
1 「自立支援」の罪深さ
2 意識的「コミュニケーション」の不自然さ
3 介護現場におけるターミナルケア
4 高口光子が立ち上げた老健
5 「リハビリ」という錬金術

評者: (2007年9月20日 介護新聞)
生活とリハビリ研究所の三好春樹代表と老健「鶴舞乃城」看・介護長の高口光子氏による初の対談本「リハビリテーションという幻想」が、雲母書房から刊行された。
 前半は、それぞれが介護現場へたどり着くまでの軌跡を紹介。後半は、今リハビリに求められていること、リハビリの可能性と限界について本質に迫る対談を繰り広げている。
 リハビリで「生きる意欲」を取り戻せるのか、機能回復・向上を目指すのが本当に必要なのかと問いかけ、リハビリへの幻想をなくすことで高齢者の生活に寄り添った食事、排泄、入浴のケア現実化が可能と説いている。


評者: (2007年10月1日 看護職のための専門情報誌/ベストナース 2007年10月号)
介護の世界からリハビリを経て再び介護に至った三好氏、リハビリから介護に辿り着いた口氏。PTであり介護アドバイザーである2人が対談し、リハビリ、自立支援、介護予防の幻想性をあぶり出します。幻想と認識するところから食事、排泄、入浴という地に足がついた介護を老いの側からやっていく生活的リハビリが始まり、人間の多様性が拓かれていくと説き、介護が果たすべき真の役割に迫ります。




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