雲母書房
書籍詳細
<宅老所よりあいの仕事>
看取りケアの作法

村瀬孝生 【著】
1,800円(税込:1,944円)
介護の実践
A5判 / 並製
176頁
2011年06月16日
978-4-87672-304-1
4-87672-304-4

「生と死をつなぐケア」を見る
「おしっこの放物線」を見る

……娘たちの笑い声に包まれて逝く。
……自ら培った豊かな人間関係の中で最後まで生きて逝く。
 
家族も悔いを残さない幸せな最後のために、一人ひとりに添い続ける「よりあい」の支援。そこにある寿命=寿ぎのまなざしは、しかし今、社会・生活の変化の中で失われつつあります。
 
高齢者の自然な死を難しくしている課題とは? 
 
「尊厳」などと言うまでもない、ふつうに充分に人間らしい最期の時を家族と共有し、地域の人々ともつながりをつくってきた実践の報告。
 
!同時刊行! 宅老所よりあい20周年を機に贈る
  下村恵美子 の 『生と死をつなぐケア』 もぜひ!

第1章 老いて死ぬことについて考える
寿ぎのまなざし
死に向かう身体
行き過ぎた健康志向と市場経済
老いと死を知らない医療
穏やかに、緩やかに―死をめざす介護
座標軸としての「老いて死ぬ」こと

第2章 「死に場所」よりも大切なこと……キヌさん
死の予感
鎌倉への旅
三回目の死に際
寿命という常識
最後の晩餐
身体の声を聞く

第3章 イースターが終わるまで死なないで……よしおさん
社長椅子の主
抗いの果てまで
繊細かつ大胆に
家族に介護を返す

第4章 幸せだったのだろうか? ……みちこさん
心の中の自己像と不安
ライフスタイルが守れるもの
みちこさんの混乱
回復そして死

第5章 ただそこにいるだけで……三好さん
じいちゃんの存在感
折り合う努力
生死の彼岸
大切な時間を守りたい

第6章 天寿全う、晴れやかに送る……八重子さん
さよならのはじまり
八重子さんと家族
絆をはぐくむ看取りの日々
紅白饅頭

あとがき


評者: (2011年8月23日 ベストナース 第22巻 第9号)
「第2宅老所よりあい」所長を務める著者が、00年から09年の間に家族とともに看取った高齢者たちのエピソードを綴っています。「延命治療によらない自然な死は厳かでユーモアにあふれている」という言葉通り、人間らしい最期の時を家族と共有し地域の人々とも繋がりを作ってきた実践の数々を報告。高齢者の自然な死を難しくしている課題についても考察しています。


評者: (2011年7月21日 現在)
以下の誌紙で掲載されました。

「介護新聞」(2011年7月21日)




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