雲母書房
コラム

松村康貴


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18日(水)19時〜はたまたま会です
2012.04.16
寒い日がまだつづきます。
おととい食べたお刺身か、きのう食べた場末のラーメンか。
水のような下痢がつづきます・・・・・・。

さて、明後日18日(水)19時〜はたまたま会です。
引き続き、『母よ!殺すな』の輪読です。
悩みの種、介護保険改正によって人員体制の見直をはじめ、
慌ただしい日がつづいている、といった声を耳にします。
忙しいお時間かと思いますが、情報交換ふくめ参加していただければ幸いです。

先日、映画『隣る人』(刀川和也監督)を観にいきました。
菅原哲男さん創立の小舎制養育を理念に掲げた児童養護施設「光の子どもの家」のドキュメンタリーです。

私の印象に残ったのは、子どもたちの抱きつく姿でした。
何度も出て来るシーンですが、しがみつくといったほうが良いほどの、そのしがみつく「強さ」です。この「強さ」が登場するたびに切なくなります。
何度も何度も何度も何度も何度も、
隣る人へ強く、取り戻そうと、
時が動かぬように時が明けてゆくことを求めるかのように。

不思議に思います。
家族とは何なのでしょう。
家族のいない子どもたちがいて、そこから始まる人生。
家族が集まるお年寄りがいて、そこで終わりをつげる人生。
家族とは何のでしょう。家族的とは何なのでしょう。ケアとは何なのでしょう。家族は必要なのでしょうか。ケアが必要なのでしょうか。
まぼろしと私たちの身の確かさ。
「隣る人」は、その不思議さに灯りをともします。


『飴玉』


私をふり孵りつつあなたにもそうであるような家族
と言う遠さから ただよう
原像の光のズキズキとは別の瞳の疼きと言う
近さ
人の唾液にくるまれた青空の暗い茂み
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