雲母書房
コラム

高岡健(たかおか・けん)
1953年徳島県生まれ。精神科医。岐阜大学医学部卒業。岐阜赤十字病院精神科部長などを経て、現在、岐阜大学医学部精神病理学准教授。日本児童青年精神医学会評議員。雑誌『精神医療』編集委員。
著書に『自閉症論の原点』『別れの精神哲学』『新しいうつ病論』 『人格障害論の虚像』(雲母書房)『孤立を恐れるな!』(編著、批評社)など。


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(31)「ザ・コーヴ」論
2010/07/14
▼とにかく後味の悪い映画だった。太地町イルカ漁の隠し撮りで話題になった『ザ・コーヴ』だ。捕獲されたイルカが、ショーのため世界中に売られていく。売れ残ったイルカは食用にされる。食用のイルカ肉の一部は鯨肉に偽装されている(ことになっている)。

(30)アピチャッポン・ウィーラセタクン論
2010/06/16
▼アピチャッポン・ウィーラセタクン監督の映画『アンクル・ブンミ・フー・キャン・リコール・ヒズ・パスト・ライブズ』の、カンヌ国際映画祭パルムドール受賞が報道された。死んだはずの妻と、長いあいだ家を留守にしていた息子が、猿人になって戻るストーリーだという。

(29)行政テロル論
2010/05/17
▼2010年3月30日、さいたま地裁は、元厚生事務次官宅連続襲撃事件の小泉毅被告に対し、死刑判決を下した。この事件は、元事務次官夫妻の殺人、別の事務次官の妻の殺人未遂、元社会保険庁長官で元最高裁判事への殺人予備などから構成されている。そして、事件が耳目をひいたのは、ひとえにその動機が「愛犬チロのあだ討ち」であり、しかも、その愛犬が行方不明になったのは、34年も前だったことによっている。

(28)学級委員会政治(お子様政治)論
2010/03/25
▼いわゆる高度成長期に、日本政府は列島の何ヶ所かの地域を、「新産業都市」に指定した。新産業都市に暮らす児童・生徒にとっては、工業化によりもたらされる夢を主張することが、優等生であるための条件だった。反対に、工業化が引き起こす公害を問題にするなら、それは異端分子として白眼視された。

(27)サリンジャー論
2010/02/04
▼J・D・サリンジャーの死(2010年1月27日)が報道された。息子で俳優のマット・サリンジャーが、声明を出したのだという。アメリカの作家の死としては、日本の各メディアの扱いは大きかった。

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